荻窪駅前の泌尿器科・婦人科クリニック

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性感染症 Sexually transmitted disease

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性感染症について
About sexually transmitted disease

性感染症とは、性行為によってうつる感染症の総称です。クラミジア、淋菌感染、梅毒などが有名ですが、これ以外にもB型肝炎、C型肝炎、HIV感染症なども含まれます。 厚生労働省発表の報告ではクラミジア感染が最も多く、淋菌感染、性器ヘルペス感染がこれに続きます。これらの感染症は減少傾向ですが、近年梅毒の患者数が増加傾向であり、注意が必要です。

① クラミジア感染症

正確には「非淋菌性尿道炎」という診断名であり、その代表がクラミジア感染です。潜伏期間は1週間から3週間程度で、尿道違和感、排尿時痛などが代表的な症状です。しかし、男性の約半数、女性は80%程度の方で症状が出ないこともあり、潜伏期間の設定が難しい面もあります。

② 淋菌感染症

典型的には約3日–7日程度の潜伏期間を経て、強い尿道痛、膿性の尿道分泌物が見られます。クラミジアに比べると潜伏期間が短く、症状も強いです。無症候性の淋菌感染はほとんどありません。


クラミジア感染、淋菌感染が疑われる患者様に対してはいずれも問診、診察、尿検査(尿培養検査あるいはPCR検査)を実施します。ただし、特殊な検査で当日に結果が出ないため、通常来院された日から治療を開始します。いずれの場合も抗生物質を使用しますが、最近はクラミジアと淋菌が同時に感染する混合感染も多く見られるため、淋菌、クラミジアを同時に両方の治療を実施するのが一般的になっています。一般にクラミジア尿道炎には内服薬、淋菌性尿道炎には注射薬を投与します。治療後も完治を確認するため後日再受診していただきます。

③ 性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)または2型(HSV-2)による感染症を総称して単純ヘルペスと呼ばれます。一般的なものとして、口唇ヘルペスと性器ヘルペスがあります。 口唇ヘルペスは主に単純ヘルペスウイルス1型、性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス2型の感染により生じますが、単純ヘルペスウイルス1型の感染で性器ヘルペスが発症することもあります。単純ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節と呼ばれる部分に潜伏し、治療によって完全に排除されることはありません。 ストレスや風邪、日光の照射などを契機にウイルスが再活性化し、繰り返し症状が出る特徴があります。


約4日–7日の潜伏期間を持って、陰部(陰茎、陰唇、陰裂、尿道)に疼痛を伴う潰瘍性病変を形成し発症します。 正確な診断には病変組織の遺伝子検査、血液検査等が必要ですが、場合によっては期間をあけての検査が必要になる場合もあり、現状では医師の診察による診断に委ねられているのが実際です。 性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型もしくは2型による感染症であるため、抗ウイルス薬を使用してウイルスの増殖を抑える治療を行います。抗ウイルス薬としては、アシクロビルやバラシクロビルが用いられ、5〜10日間内服します。

④ 梅毒

近年増加傾向にある梅毒ですが、症状が出たり消えたりする上多彩なため、非常に診断が難しく、またそもそも受診しないまま放置されるケースがあります。 潜伏期間が10〜90日程度であり、初期には陰部に潰瘍性病変を作ります。これは無痛性であることが多く、気付かれないケースもあります。また、自然に消失するため、治ったと思って実は治っていないケースもあります。 その後4−10週後に、全身に皮疹が出現します。同時に発熱や倦怠感、リンパ節腫脹を呈することもあります。ただし、この場合も数週間で症状は消失します。 診断には血液検査が必要となりますが、病原体の存在そのものを証明するための検査ではないため、検査結果や経過から総合的に判断することになります。治療はペニシリンの内服であり、血液検査で治療効果を見ながら投与期間を決定しますが、2週間から3ヶ月程度の内服が必要になります。

⑤ 尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって性器や肛門の周囲に生じるイボの一種です。主に感染した方との性的行為で感染します。性的行為を活発に行う若い世代に多くみられます。イボができる以外特に症状を伴わないことが多いです。潜伏期間は数週間から数か月と長いために性感染症と気づかないまま過ごすことも多いと言われています。原因であるヒトパピローマウイルスは遺伝子の型によって、将来悪性化の可能性がある「ハイリスク型」と、可能性が低い「ローリスク型」に分けられます。ハイリスク型は子宮頚がんの原因となりますが、尖圭コンジローマはローリスク型のヒトパピローマウイルス(6型と11型)により発症します。 尖圭コンジローマの検査と診断は、通常では問診と、会陰部や性器にできたイボの評価によって行います。梅毒など、他の性感染症を合併している可能性があるため、血液検査を行って主な感染症の合併の有無を調べることもあります。 尖圭コンジローマの治療には、外科的療法と薬物療法があります。病変の大きさ・数・性状・再発傾向・治療歴などをふまえて、外科的療法と薬物療法のどちらかを選択します。外科的療法には、外科的切除、電気焼灼しょうしゃく、液体窒素による凍結療法、レーザー治療があります。薬物療法は抗がん剤の軟膏なんこうなどによる治療方法です。イミキモド5%クリームの外用、80~90%の三塩化(二塩化)酢酸の外用などが挙げられます。 荻窪西口クリニックでは液体窒素による焼灼やイミキモドクリームによる治療が可能です。

⑥ HIV感染症

当クリニックではHIVの検査が可能です。HIVの治療は専門病院にご紹介いたします。

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