荻窪駅前の泌尿器科・婦人科クリニック

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前立腺肥大症 Prostatic hyperplasia

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前立腺肥大症について
About prostatic hyperplasia

日本では加齢とともに増え、60歳以上の男性では半数以上の方が前立腺肥大症であると考えられています。しかし、誰もが同じように症状が出るわけではなく、上記のような排尿症状が出るケースは全体の1/4程度であると考えられています。 中高年の男性で、「最近おしっこが近い」「おしっこの勢いがなくなってきた」「夜中にトイレで何度も起きる」などのお悩みがある場合、前立腺肥大症である可能性がありますので、ぜひお気軽にご相談ください。

原因

膀胱から出た尿は、尿道を通って体外に排泄されます。 この尿道を取り囲むように存在するのが前立腺です。この前立腺が腫大、つまり膨れることで前立腺内部の尿の通り道(尿道)が狭くなり、おしっこの勢いが弱くなります。 この状態が続くと膀胱機能にも変化が生じ、頻尿や残尿感といった症状(蓄尿症状)が出現します。 なぜ前立腺が腫大するか、はっきりとはわかっていませんが、遺伝的要因、食生活、高血圧、高血糖、肥満、脂質異常、加齢に伴う性ホルモン(男性ホルモン:テストステロン)の環境変化などが関係していると考えられています。

症状

  • 尿勢の低下:勢いが弱くなる
  • 排尿困難:尿が出しづらくなる
  • 頻尿・夜間頻尿:トイレに行く回数が多くなる
  • 切迫性尿失禁:トイレが間に合わず漏れる
  • 残尿:排尿後もおしっこが残っている感じがする
  • 尿線途絶:尿が途切れる
  • 排尿後遺尿:排尿後に尿が垂れる(ズボンが尿で汚れる)

検査と診断

  • IPSS(国際前立腺症状スコア)という質問票を記入していただき、症状の程度(軽症か重症か)を判断させていただきます。
  • 尿検査:血尿や尿路感染症の有無を調べます。
  • 尿流検査:おしっこの勢いを定量的に評価します。
  • 腹部超音波検査:前立腺の大きさや、残尿の評価をします。
  • PSA測定(血液検査):前立腺がんが隠れていないか、評価します。

荻窪西口クリニックでは上記の検査を全て院内で行なっています。PSAも当日結果のご説明が可能です。

治療方法
Method of treatment

薬物治療

症状に応じて尿道を広げる薬や、前立腺を小さくする薬を使用します。 まずはα1ブロッカーと呼ばれる、前立腺で圧迫された尿道を拡げる薬剤を内服いただくことが多いです。α1ブロッカーにはいくつかの種類があり、それぞれ作用に若干の違いがあります。 α1ブロッカーの副作用には起立性低血圧や逆行性射精(精液が膀胱内に逆流する)などがありますが、日常で問題となることは多くありません。


各種検査で前立腺肥大診断された場合、前立腺を小さくするデュタステリドという薬や、タダラフィルという薬も有効なことがあります。 デュタステリドはテストステロンからジヒドロテストステロン(前立腺を肥大させる原因)への変換を阻害し、前立腺を縮小させます。約1年内服すると平均で約40%前立腺の体積が縮小することが報告されています。ただし、稀ですが性欲減退や勃起障害などの副作用の報告もあり、またPSAを見た目上低下させるため前立腺癌の存在をマスクしてしまうことがありますので、その使用には若干の注意が必要です。 またデュタステリドを中止すると、前立腺は再び大きくなってしまうため、ずっと飲み続けなくてはなりません。


タダラフィルはホスホジエステラーゼ阻害薬(PDE阻害薬)の一つで勃起障害治療薬としても使用されておりますが、前立腺や尿道、膀胱における一酸化窒素の作用を増強することで、平滑筋弛緩作用、抗炎症作用などを発揮します。前立腺肥大における排尿症状の改善のみならず、蓄尿症状(頻尿、切迫感など)も改善することが知られています。また、漢方治療(八味地黄丸など)、植物エキス製剤であるエビプロスタット、セルニルトンなども有効な場合があります。


時に上記薬剤を組み合わせて内服することでより良い効果が得られる場合があります。ただし、内服薬がむやみに増えることがあまり良い事ではありません。内服治療であまり効果が得られない場合は、手術治療を行うことも選択肢です。


荻窪西口クリニックでは泌尿器科専門医が患者様の症状や前立腺肥大の重症度にあわせ、最も適切な治療法を提供させていただきます。

外科的治療

内視鏡を使って経尿道的に腫大した前立腺を削る手術を行います。 昔から行われている経尿道的前立腺切除術(TURP)や近年経尿道的レーザー前立腺核出術(HOLEP)や経尿道的前立腺蒸散術などが行われています。


どの治療を選んでも基本的に治療効果に大きな違いはありません。前立腺肥大が重度で、薬物治療でも効果が不十分な場合には手術治療が推奨されます。手術治療により多くの方は尿勢が改善しますが、頻尿や尿意切迫感などの蓄尿症状は膀胱機能低下が原因のことがあり、必ずしも手術で改善しない場合があります。 手術治療ご希望の患者様は他施設への紹介が可能です。

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